いろいろとあって結局、Peterboroughという町のパンク修理屋でタイヤを交換してもらいました(写真)。
スケジュールを超過していまい、残された日数ではアリススプリングスまで行けそうになかったので、完走は断念。アデレードまで走りそこでツーリングを終えることに決めました。
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6日目の夕方近くにアデレードに到着。気温が40度を越えているうえ、都市部であるため信号待ちで止まる時間が多くなったため、暑さで完全に参ってしまいました。なんとかホテルに転がりこみ、しばらくの間、バスルームで氷袋を頭にあてていました。その後2日間ほどは水を飲んでも飲んでも咽が乾き、フラフラする状態が続いたので今考えると脱水症状になりかけていたのかもしれません。
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ちなみにアデレードには二泊しました。ここはとてもいい街ですっかり気に入ってしまいました。
写真はホテルの窓から撮影したアデレード市街。 |
エヴァンゲリオンの英語版を放映しいてたのに驚いて記念撮影。 |
夜、HIMEJIという日本食レストランで二人連れのおじさん達と知り合い、たどたどしい英語ながらも会話で盛り上がりました。 閉店時間が過ぎ他の客が帰った後も店に居座り続け、その後、夜の歩道のカフェに場所を移し、文化の相違や、日本での生活、家族のことなどを話し合いました。
そのうちの一人、ロイさん(写真右・写真ではお茶目に映っていますが実際はもっと渋い人でした)は、明日、市内を案内してくれると申し出てくれました。
(ちなみに僕の英語力はおそらくは中学卒業レベルにも満たないはずで、ブロークンイングリッシュもいいところなのですが、幸いにも今回の旅で出会った人のほとんどは辛抱強く僕と話をしてくれました。)
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翌日、ロイさんに案内されクリーランド自然保護公園とチャイナタウンに行き、彼が経営している会社と御自宅も案内してもらいました。 どうしてこんなに親切なのかと思ったら、これまでにも何回か日本人の短期ホームステイを受けいれたことがあるそうでした。
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夕方、ロイさんに別れを告げた後、バイクを指定のショップに返却しに行きました。 途中、道に迷ってしまいショップに着いた時はすでに閉店していたのですが従業員の方が出てきてくれ親切に対応してくれました。
夕方から降り出した雨が次第に強くなっていく中、僕はバイクに別れを告げ、ずぶ濡れになりながらホテルに戻りました。これでオーストラリアでのバイクツーリングが終わったのかと思うと、安堵感と寂しさが入り交じった何とも言えない気持ちになりました。
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