1997.9.14 - 15
(ごめんなさい、長文です。)
鹿の湯は知る人ぞ知る小さな無料の天然露天風呂で、場所は鹿追町の北、然別湖から数キロ離れたところにあります。
札幌を出発したのが夕方だったので、峠をこえて鹿追町に着いた時にはすでに日は暮れ、あたりは真っ暗になっていました。 キャンプ場は静かで感じがよく(あくまで主観ですが)、利用者のマナーもよさそうでした。 湯舟は六畳間くらいの広さで、既に3、4人の先客達が入っていました。 脱衣場らしきものもあるにはありますが、つい立て一枚だけなので外からは完全に丸見えです(笑)。 基本的には川辺の岩の上で服を脱いで入ることになります。水着の着用は禁止されてるそうです。 照明等の設備は無いので各自がランタンや懐中電灯を持ってきていました。 湯舟のすぐ横には渓流が流れ、上をみあげれば川の両岸の木々に囲まれた夜空が顔をのぞかせています。お湯はそれほど熱くなく、いつまでも湯舟につかっていられそうな温度でした。 そのうち、途中から20代くらいの女性の方がやって来て、一瞬ドキリとしましたが、(^^; 皆が気を利かせて明かりを消したのでお互い気にせずに楽しい一時を過ごすことができました。
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翌日、朝風呂に入った時に撮影。夜とは全然違う雰囲気です。
帰り道、鹿を何匹か見かけました。
この温泉の素晴らしさを他の人にも知ってほしいと思う反面、もしここが有名になり大勢の人が訪れるようになれば、やがて利用者のマナーも低下し、うるさくなってゴミも散乱するようになるのではないかという心配もしています。
鹿の湯のようなところには、いつまでも今の姿のままでいてほしいと思うのですが、自分も旅行者の一人である以上、そんなことを願うのは一人よがりのエゴかもしれません。が、一度ここに来てその良さのわかった人ならば、きっとそう願うようになると思います。 |
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(追記) |